東武鉄道とその歴史
東武鉄道の創立を出願した時本所から北千住、草加や越谷を経て舘林や足利を結ぶという物でしたが、本所から亀戸や須崎、越中島方面の路線が追加訂正されています。東武鉄道は、何度も追加や変更を繰り返し、ターミナル駅を作ろうと模索していましたが、糖都心部の公共交通は市営と考えている政府から免許が下りずに迷走する場面もあり、亀戸駅をターミナルとして総武鉄道に乗り入れ、両国駅に到達するというルートが完成しました。
東武鉄道は、その歴史の中で東京都心部のターミナルを構想しますが、工業地域や市街地開発の急速な進行や日露戦争の影響による業績悪化などによって断念する構想が多く、ターミナル計画はうまくいきませんでした。
東武鉄道はその後も都心乗り入れを諦めることなく、上野までの延伸計画を申請しましたが、全区間を認めてもらうことはできませんでした。浅草～上野間には、東京地下鉄道も申請していたためで、東武鉄道に認められた区間は浅草駅までとなりました。隅田川を渡って、直進すると浅草寺の境内にぶつかってしまうため、現在の急カーブの線路が誕生しました。
志半ばではありましたが、建設された浅草駅は当時から大変活気があり、渋谷や新宿よりもにぎやかでした。地下鉄道に乗り換えることで上野へ行くことができ、延伸されて銀座にも行くことができるようになりました。浅草駅を作ったことは東武鉄道の歴史の中で、大きな成果になったようです。
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