伊豆箱根鉄道とその歴史
伊豆箱根鉄道は、日本有数の観光地である伊豆と箱根を結ぶ鉄道株式会社です。歴史は非常に長く、設立されたのは現在から100年以上前となる1906年とされていますが、前身となる豆相電気鉄道株式会社は1893年に設立されているのです。
1983年に日本有数の実業家として知られる雨宮敬次郎が豆相電気鉄道株式会社を設立し、1896年には同じく実業家である仁田大八郎らによって駿豆電気株式会社が設立されました。温泉で有名な地域であることから湯治客に多く利用されていて、人気の路線でした。それから社名変更や合併を経て1916年に現在の伊豆箱根鉄道となる駿豆電気鉄道株式会社が誕生しています。現在の社名に変更されたのは1957年のことで、その4年後には東証二部への上場も果たしました。
現在の伊豆箱根鉄道は三つの路線が運行を行っていますが、そのうちの一つは箱根十国峠を通るケーブルカーであり、純粋な鉄道としては駿豆線と大雄山線の二つの路線になります。駿豆線は静岡県の三島市から伊豆市までを運行し、大雄山線は神奈川県の小田原駅から大雄山駅の運行を行っています。どちらの路線も地元住民が通勤通学に用いているほか、観光客が乗り降りすることも多く活況を呈しています。
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