硬券のA型とは
硬券の種類にA型と呼ばれるものがあります。タテが3センチで横が5.75センチの乗車券であり、日本で最初に鉄道が走った当時から存在する硬券の種類です。5.75センチというのはかなり中途半端な長さですが、これには理由があります。当時の鉄道はそのほとんどが輸入に頼っており、乗車券に関しても印刷機を輸入して対応しました。インチというサイズの形式で輸入を行っており、それをミリに変えた際に5.75センチという半端な数値になったとのことです。
一方で硬券は全世界で使われているものであり、硬券の世界標準でもあります。また現在発売されている切符もこのサイズで発売されており、自動券売機で切符を購入する際には必ず目にします。硬券は記念品として発行される程度であり、盛んに流通するものではありません。