｢愛称板ぬさまい｣など北海道の鉄道ホーロー看板を複数点　宅配買取

※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。

スタッフから一言

電話で兵庫県加古川市のお客様からお問い合わせがありました。｢愛称板ぬさまい｣など北海道の鉄道ホーロー看板を複数点があるとのことでしたので、宅配で当店に送って頂きました。

色んな行先板や愛称板を扱っていますが、駅名が読めなかったり聞いたこのない名前の物がたくさんあります。今回譲り頂いた愛称板のひとつのぬさまいも、最初は何かわかりませんでした。調べると北海道の帯広～釧路間を走っていた急行なんですね。なんとなく都内や京都のあたりの駅名や車両名ならわかるのですが、九州の方や北海道の駅名や車両名は知らなかった所がいっぱいでした。個人的に北海道の駅名には綺麗な名前が多いなぁと思いました。

鉄道の看板といえばホーロー板を思い浮かべますが、これもここで鉄道関連の物を扱って初めて使った言葉です。最初はホーローとそれ以外の材質の違いがわかなくて苦労しましたが、たくさんの看板を扱って今はなんとか違いがわかるようになりました。お譲りいただくホーロー看板のほとんどが経年劣化のある物です。そのため塗装が剥げていたり、錆があったりと傷みがわかります。しかしこの看板が活躍していた時代を考えると長い間現役で活躍していたことがわかります。そうすると現役を退いた今でも看板の文字が残っているのは凄いことですよね。私が子供の頃に利用していた時にはだいたいがプラスチック製だった気がします。プラスチックで出来ている看板は文字が整頓されて読みやすいですが、ホーロー看板にあるような手書き風でひらがなだったり、少し色あせた下地にくすんだ文字色のような看板も味があっていいですよね。

｢ホーロー看板｣とは

ホーロー看板は一般的に屋外表示用の金属製の看板のことで、明治時代から昭和にかけて長く活用されてきた歴史があります。
近年は軽量で加工性に優れる素材の選択肢が増えたことから、ホーロー看板はすっかり過去のものになりました。
しかし今でも古い町並みの中で見かけたり、鉄道ファンの間でも貴重がられています。
鉄道におけるホーロー看板は、駅名を始めとした表示に用いられてきたもので、こちらも他の素材に置き換えられました。
それでも耐久性の高さから今でも取り外された看板は色褪せることなく、昔を思わせる思い出の品として鉄道ファンの間で楽しまれることがあります。
味わい深く1つの時代を感じさせますから、鉄道ファンに限らずホーロー看板に魅了される人が少なくないのも頷けます。